2012年5月18日は、「世界のみんなで植物のたいせつさを考える日」として、欧州植物科学機構(European Plant Science Organisation; EPSO)主導による“Fascination of Plants Day” 「国際植物の日」 にあたります。


第7回となる2012年5月18日のTTCバイオカフェは、「国際植物の日」の特別企画です。

テーマ:「植物と微生物における共生の進化 〜根粒を環境に優しい農業に役立てるには?〜」
演者:林誠先生(独立行政法人 農業生物資源研究所 植物共生機構研究ユニット長)



概要:作物の栽培に最も多く使われるのが窒素肥料だということをご存知でしょうか?窒素肥料は工業的に生産されていますが、その生産には天然ガスを使い、温室効果ガスが排出されます。さらに、土壌に残った窒素肥料は環境汚染の原因になることなどから、窒素肥料を多く使うことは持続可能な農法とは言えません。ダイズやレンゲなどマメ科の植物がある種のバクテリアと共生して根にコブ(根粒)を作ることはご存知かも知れません。その中ではバクテリアが植物のために窒素肥料を作っているのです。どうしてマメ科の植物はバクテリアと“共生”できるのでしょうか?それを知るためにはマメ科の進化の歴史をさかのぼる必要があります。マメ科植物とバクテリアの共生の仕組みを解き明かすことができれば、窒素肥料に頼らない、環境にも優しい持続可能な農業が可能になるかもしれません。
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コーヒーを傾けながら科学の視点でいっしょに話し合いましょう。予約不要です、どうぞ気軽にご参加下さい。
コーヒーとお菓子のサービスがあります。
尚、講演に先立ち、株式会社イオンチャット 齋藤光義様によるチェロの演奏があります。お楽しみに。
主催:NPO法人 くらしとバイオプラザ21
共催: 独立行政法人 農業生物資源研究所専門学校東京テクニカルカレッジ (TTC)

日時:2012年5月18日(金)
受付開始 17:45  
開始時間 18:00 終了時間 19:45
齋藤光義様によるチェロの演奏に続き、バイオカフェが始まります。
参加費:無料(コーヒーとお菓子のサービス付き)
場所:中野区東中野4-2-3 Tera-House (東中野駅前)
専門学校 東京テクニカルカレッジ 2Fホール
お問合せ:03-5651-5810(NPO法人くらしとバイオプラザ21 佐々)

■林誠先生のご紹介■
独立行政法人 農業生物資源研究所 植物共生機構研究ユニット長
1996年 東京大学大学院修了(理学博士)。大阪大学大学院工学研究科助手などを経て2006年 ミュンヘン大学教授、2009年 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授兼任。2008年から現職。
マメ科モデル植物ミヤコグサを用いた植物と土壌微生物の細胞内共生の仕組みを分子レベルで解明する研究を通して、少ない肥料で効率よく、環境に優しい、持続可能な農業の実現を目指している。

独立行政法人 農業生物資源研究所の科学コミュニケーション活動は、ここをクリック。
                          

NPO法人「くらしとバイオプラザ21」とは?
代表:大島美惠子(東北公益文科大学名誉教授)
副代表:正木春彦(東京大学教授) 
くらしとバイオプラザ21(http://www.life-bio.or.jp/)は、くらしとバイオの視点にたって、バイオテクノロジーに関する情報をわかりやすく提供し、対話の場創りをしているNPO法人で、すでに茅場町を中心に全国各地でバイオカフェを130回以上開催しています。東京テクニカルカレッジ(TTC)が、法人の実験教室に協力、TTCの研修会では、法人の佐々義子常務理事に講演いただくなど協力して活動しております。

これまでのTTCバイオカフェは下記をご覧ください。
第1回2009年11月27日
「チョコレートの秘密〜ポリフェノールの科学」(梶睦先生 明治製菓)案内レポート
第2回2010年9月17日
「グリーンイノベーション」(田部井豊先生 農業生物資源研究所)案内レポート
第3回2010年11月26日
「健康予測からご先祖のことまでわかる遺伝子診断」(田村智英子先生 木場公園クリニック)案内、 レポート
第4回2011年9月16日
「ゲノムの話〜どうしてガンはできるのか」(大藤道衛 東京テクニカルカレッジ・バイオ科)案内、 レポート
第5回2011年10月25日
「植物のストレス応答〜私が植物から学んだこと」(佐々義子先生 NPO法人くらしとバイオプラザ21)案内レポート
第6回2012年2月3日
「意外としたたかな植物 〜植物のストレス応答のしくみ解明と応用への試み〜」(光原一朗先生 (独)農業生物資源研究所 植物・微生物間相互作用研究ユニット )案内レポート