●当校インテリア科では、ただ単にインテリアを教科書から学ぶだけでなく、理解を深めさらなる好奇心を触発するために、実際にインテリアショップやショールーム、デザイナーズホテルなどに出掛け、デザインの現場で実践的に学ぶことに力を注いでいます。

●6月29日(水)2年生の「ファブリックス(布地)」の授業では、インテリアを実際の現場で学ぶ一環として、マナトレ−ディングのショールームをお訪ねし、実際にヨーロッパから輸入された商品を手に取りながら、ファブリックスの最新トレンドに関して学びました。

2011年のトレンドを知る。  manas  information vol.40
▲右:はじめにマーケティング部企画室の高田課長より、スライドを用いて2011年のトレンドの傾向とドイツの「SAHCO(サコ)」や、イギリスの「OSBORNE & LITTLE(オズボーン&リトル)」など、マナトレーディングがあつかうブランドの特長を解説いただきました。
▲左:2011年のトレンドをまとめたマナトレーディング発行の情報誌「manas information vol.40」の表紙
  
イギリスのブランド「ZINC(ジンク)」
▲上記「manas information vol.40」より、イギリスのブランド「ZINC(ジンク)」の紹介頁。
●遊牧民の伝統をテーマにしたモザイクやタトゥーやアニマルスキンなどをイメージしたデザインと金属を思わせるメタリックなテクスチャーがコンテンポラリーでありながら非常に重厚な印象を与えてます。

イギリスの「HARLEQUIN(ハーレクィーン)」
▲イギリスの「HARLEQUIN(ハーレクィーン)」の紹介頁。
●グラマラス・シックがコンセプトのコレクション。クラッシックとコンテンポラリー、マットとシャイニー、テクチャーとプレーンの組み合わせがとても絶妙です。

イタリア・ヴェネチアのブランド「RUBELLI(ルベリ)」  イタリア・ヴェネチアのブランド「RUBELLI(ルベリ)」
▲イタリア・ヴェネチアのブランド「RUBELLI(ルベリ)」の紹介頁。
●ルベリの2011年春夏コレクションのテーマは「水彩画とリボン」。水彩で描いたような滲みのある美しいベルベットプリントやリボンをつなぎあわせデザインに落としたジャガード織りなど、質感の豊かさとともに色の豊かさが表現されています。

商品を実際に手に取りながら、。  テクスチャーなどを確認していきます。
▲2011年のトレンドと各ブランドの特長のお話の後、実際の商品をテーブルに広げながら理解を深めていきます。
さっそく、前に紹介した「RUBELLI(ルベリ)」のコレクションから見せていただきました。紹介された商品を実際に自分の手に取りながら、テクスチャーや色使い、バリエーションなどを確認していきます。美しいファブリックスに囲まれ、皆、いつになく興奮気味です。

美しいファブリックスに囲まれ、  皆、いつになく興奮気味です。
▲広げられ幾重にも重ねられていく美しいファブリックスの数々。どのファブリックスも本当にため息ものです。

テーブルの上は、まるでファッションショー!
▲次々に紹介される新作のファブリックス。テーブルの上は、まるでファッションショーのようでした。


●また、今年はアーツ・アンド・クラフト運動で有名なウィリアム・モリスが「モリス商会」を創設して150年目の記念の年に当たります。これを記念してプリント・壁紙・織り・刺繍の4冊で構成されたアーカイブ・コレクションが発表されました。
モリス商会創設150年記念  アーカイブ・コレクションのパンフレット
▲「モリス商会」創設150年目を記念して発表されたアーカイブ・コレクションのパンフレット

アーカイブ・コレクションに関して解説いただく。 実際の商品を手に取りながら、 その美しさを確認することができました。
▲アーカイブ・コレクションに関して解説いただいた後、ショールームを自由に歩きながら実際の商品を手に取りながらその美しさを確認することができました。


●今回の校外学習では、輸入ファブリックスに関しブランドとその特長、そして最新のトレンドまで、実物を自分の手に取りながら具体的に学ぶことができました。特に、高田課長の豊富な知識に裏づけされた、そしてファブリックスに対する愛情と情熱のこもったお話に、ファブリックスの世界がとてつもなく奥の深い世界であることを強く感じることができました。正直なところ、その深遠さに、今年も興奮を通り過ぎて鳥肌が立つ思いでした。
(やはりマナのファブリクスの美しさを、私の貧弱な言葉で伝えることは不可能です。是非HPを見、実際にショールームを訪ね、実物を見ていただきたいと思います。)
  
●マナのショールームには、日頃我々が慣れ親しんでいるファブリックスの世界とは異なり、芸術ともよべる世界があります。しかし、逆にそれは芸術ではありますが、我々が日々使うことのできる「もの」でもあります。こうした「最高級のもの」と向かい合った時、それらをどう使いこなし、どのような空間を創造することができるのか、デザイナーとしての、コーディネーターとしての本当の力量が問われてくるのだと思います。

●学生の皆にとって、この校外学習が、ファブリックの世界の深遠さを感じる機会になるとともに、インテリアのプロフェショナルとして、自分自身がそれらとどう向き合うことができるのかを考えるきっかけになってほしいと思います。
  
●最後に、このようなことを考える貴重な機会を与えてくださったマナトレーディングの高田課長をはじめスタッフの皆様に感謝申し上げます。この度は本当にありがとうございました。