昨日 「LEDライティングスクール」の受講をしてまいりました。 これは「コイズミ照明」さん主催のセミナーの一つで今回は「LED光源の基礎と照明用語」というタイトルのスクールです。最近のLED照明器具の普及は目覚しいものがあります。器具の販売が本格的になって約3年が経過しましたが、その間も様々な進歩を遂げ、
性能も向上し従来の光源と同等またはそれを超えるところまでになってきたのが現状であります。当然、当校においてもその仕組みや性能なども授業に展開して対応して行きたいと思います。

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スクールは「照明用語と単位」「色温度と演色性」「光源の歴史と新光源」「光源の発光のしくみ」「LEDの性能」のタイトルで行われました。
基礎的な部分を復習してからの説明でしたので、非常に分かりやすい講義でした。

「LEDの性能」では、一般にLEDは熱を持たないような誤解があるがLEDチップの説明でP型半導体とN型半導体の接合面で正孔(+)と電子(ー)がぶつかり、再結合すことにより発光するが、そのとき同時に熱も発生するそうです。光に変わらなかったエネルギーは熱となるため、照明器具は放熱の為の仕組みが必要になります。
その対応がLED器具は対応してあるが、そのため白熱灯器具にLEDを利用することができないとのことでした。

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取り扱い説明をよく読んで利用しないと、不都合な面が出てくるそうです。LEDランプは「電気製品の最低限の安全性を規定した電気用安全法」の対象外となっており、規制ができておらず信頼の置けるメーカーのものを利用する方が良いとのことでした。

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また「発光光率」(入力されたエネルギーの内、白色光として外部に出てくる割合)では、白熱灯は10%、蛍光灯は25%、LEDは32%であるが、照度を考えると、その数値をそのまま受け入れることができなくなってしまいます。

照度とは(照射された対象物の単位面積当たりの光の量)ですから、光束(ルーメン)を面積で割った値となります。
その値で照明設計が(最終的には輝度で考えますが)なされます。
照度を比較すると、蛍光灯とLEDはほとんど変わらなくなってしまい、決して省エネ対策ではなくなってしまいます。
ただしこれからのLED「発光光率」が飛躍的に上がっていくそうで、主流派「LED」になります。

経済産業省から白熱電球製造販売中止計画が、2008年4月に発表されました。
甘利明経済産業相が、北海道洞爺湖町で開かれた地球温暖化問題をテーマにした集会の場で、4年後の2012年までに電力消費量の多い白熱電球の製造、販売を中止して、電球形蛍光灯などに切り替える方針を示しました。すでに中止しているメーカーも多いようです。

まだいろいろと問題はありそうですが、やはりこれからの主流は「LED照明」になってきます。
LEDランプが12Vや24Vの電圧でも利用できることから、設備配線なども大きく変わってくると思われます。
やはり、技術の進歩に対応していくには日ごろの「知識吸収力」の必要性が大切と感じた講義でした。