●当校インテリア科では、ただ単にインテリアを教科書から学ぶだけでなく、理解を深めさらなる好奇心を触発するために、実際にインテリアショップやショールーム、デザイナーズホテルなどに出掛け、デザインの現場で実践的に学ぶことに力を注いでいます。

●6月7日(火)2年生の「ウィンドウトリートメント(窓廻り製品)」の授業では、タチカワブラインド銀座ショールームをお訪ねし、ブラインドやロールブラインド・ローマンシェイドなどのカーテンを除く「メカもの」と呼ばれる「ウィンドウトリートメント」に関し、実際に商品を手に取りながら、その基本事項を学びました。

エントランスには「Eco Life」のサイン!  窓廻り製品の省エネルギー関する展示。
▲銀座通りに面したエントランスには「Eco Life」のサイン。大震災の影響により省エネルギーが叫ばれる中、エントランスホールには、窓廻り製品が省エネルギーに対してどのような役割が果たすことができるのか、わかりやすく展示されていました。

企業の息づかいを感じ取ってほしい。
▲展示からは、窓廻り製品を扱う企業としての使命感をひしひしと感じ取ることができました。学生の皆には、校外授業をとおして、こうした企業の息づかいを感じ取ってほしいと思います。

べネシャンブラインドに関して学ぶ。  ロールブラインド「デュオレ」
▲左:べネシャンブラインド(横型ブラインド)に関して学ぶ。
▲右:「デュオレ」と呼ばれるロールブラインド。ロールブラインドでありながら、2枚のストライプのスクリーンがずれながら動くことで、光の入る量を微妙に調整することができます。

バーチカルブラインドに関して学ぶ。  バーチカルブラインド「アンサンブル」
▲左:バーチカルブラインド(縦型ブラインド)に関して学ぶ。
▲右:「アンサンブル」と呼ばれるバーチカルブラインドは、不透過のフィン(羽根)とレースのフィンが交互に組み合わされており、不透過のフィンを開いても、間のレースがやわらかく視線を遮るようにできています。不透過のフィンとレースのフィンの角度が微妙にずれて動くところが、とても芸達者なブラインドです。

ローマンシェイドに関して学ぶ。  出窓用のプリーツスクリーン。
▲左:ローマンシェイドに関して学ぶ。
▲左:一本のコードで立体的に動かすことができる出窓用のプリーツスクリーン。
従来のブラインドだと出窓は複数のパーツに分かれてしまい操作にとても手間取りましたが、これなら一本のコードで簡単に操作できます。またコーナー部分からの光漏れもなく、細部までよく考えられた優れものです。

テイスティングボックスを用いて、  光を透過した際の姿を確認する。
▲ウィンドウトリートメントは、光を透さず製品そのものを見た時と、光を透して見た時では大きく表情を変えてしまいます。例えば、見た目に透けないだろうと思った製品も、実際に光を当てると思っていた以上に透けてしまうことがあります。銀座ショールームでは、テイスティングボックスを用いて、全ての商品の光を透過した際の姿を確認することができます。また、この装置、色温度の異なる光源(ランプ)を組み合わせて、朝の光、夕方の光などを再現することができます。お客様に納得して商品を購入いただく、そんな企業の姿勢が見えてきます。

気に入ったトリートメントの  光を透過した姿を、自分の目で確認する。
▲気に入ったトリートメントを、テイスティングボックスに掛け、光を透過した際の見え方を、自分の目で確認していきます。
  

●今回の校外学習では、ブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェイドなどのカーテンを除く「メカもの」と呼ばれる機械仕掛けのウィンドウトリートメントに関し基本事項から最新の商品まで、実物を自分の手に取って具体的に学ぶことができました。
  
●タチカワブラインドでの校外学習も早いもので5年目になりましたが、毎年うかがうたびに「こんな商品を作ったの」と感心させられることが多くあります。また、震災による節電への対応もとても迅速で、窓廻り製品を扱う企業としての使命感をひしひしと感じ取ることができました。

●校外学習の魅力は、こうした企業の姿勢に直接触れられるところにあるとあらためて感じました。教室で教科書を広げているだけでは、社会や企業の息づかいを感じることはできません。学生の皆には、インテリアを単なる知識や技術としてではなく、「ロングライフデザインを目指して自社商品開発に取組むアイデック」「ウッドワンのニュージーランドでの植林事業」や「最新のトレンドに向き合うマナトレーディング」などの企業の取り組む姿勢の中に、インテリアをその社会性にも発展させて考えるようになってほしいと思います。

●最後に、このような貴重な機会を与えてくださったタチカワブラインド銀座ショールームの森所長をはじめスタッフの皆様に感謝申し上げます。

●また、この春休みには、2年生の愛子さんが銀座ショールームにてインテリア・インターンシップ(企業研修)を受けることになっていましたが、震災が発生し急遽中止することとなりました。天災のこととは言え、受け入れ準備を進めていただきましたことに、重ねて感謝申し上げます。今後も校外学習にインターンシップにご協力いただきたいと思います。この度は本当にありがとうございました。