●インテリア科では、I.I.I.(インテリア・インターンシップ・インコーポレーション)に参加し、春休みと夏休みの年2回、インテリア関連企業に学生を短期派遣する企業研修を実施しています。

●この春休みにも、大震災直後でありましたが、受入れ企業のご協力により、無事研修を行うことができました。
先回から数回にわたり、学生がどのような研修を行い、研修をとおして何を感じ、何を学び取ってきたのか、彼等のレポートを交えて紹介していきたいと思います。

●今回の報告は、オフィスやショップのデザインを手がける株式会社ミダスで研修を受けたインテリア科2年生の昌平君です。当校のインテリア科では、入学直後からAutoCADでインテリア製図の基本を学びはじめ、その後Shadeによる3DCGの作成、Photoshopでの画像加工、Illustratorによるグラフィック表現、そして卒業時には、インテリア空間のウォークスルーなどのアニメーション技術の習得まで、デジタルスキルを、段階をふんで身につけていくことに力を注いでいます。そうしたスキルが実務の上でどのように使われているのか、おそらく、学校の授業と実務の違いに困惑すること多かったことと思いますが、昌平君がデザインの現場で、何を感じ、何を学び取ってきたのかを、見ていただきたいと思います。

■ インテリア科2年 昌平君 
        研修先 株式会社ミダス
       研修期間 3月22日〜3月25日 


『 私は3月22日から3月25日までの4日間、株式会社ミダスで企業研修をさせて頂きました。本来は14日からのインターンシップだったのですが、地震の影響により14日から18日は中止になってしまいました。
 ミダスは、主にオフィスデザインに取り組むインテリアデザイン事務所です。
インターンシップ初日は社員の方々にあいさつをさせて頂き、その後図面の細かい修正をしたり、指示を待っている間に本棚の資料整理などをしました。

エントランス  社内風景
▲エントランス                               ▲社内風景

2日目からは、図面を大きく変更する仕事を手伝わせて頂きました。しかし、思っていたよりはるかに難しく、とても時間がかかってしまいました。
3日目は、午前中に終わらなかった2日目の仕事を仕上げ、午後には訂正ではなく自分で図面を書きました。学校で描いている図面とは違い壁が直角ではなかったこともありとても苦労しました。
4日目はPhotoshopを使い画像の加工と、店舗内の什器の配置をしました。什器の配置はパズルのような感覚で楽しんで仕事に取り組むことができました。
  
社内打合せ風景
▲社内打合せ風景。デザインに向かい合う真剣さに圧倒されました。

短い時間でしたが、この研修を通して、オフィスデザインがどういう仕事なのかが知れただけでなく、デザインに向き合う姿勢に触れることで、社会で働くことの意味を考えることができました。この貴重な体験を就職活動だけでなく、私生活や学校生活にも活かしていきたいです。忙しい時期にも関わらず研修を受け入れ、ご指導して下さった株式会社ミダスの皆様、本当にありがとうございました。                                                                以上』


●昌平君のレポートいかがでしたか。
わずか5日間の研修でしたが、デザイン事務所がどのような業務に携わり、どのようなデザインプロセスを経て、どのような姿勢で、インテリアを具現化しているのか、会社に入り込み、打合せに参加させていただきながら、つぶさに見ることができたことは昌平君にとって刺激的な体験になったことと思います。今回のデザインの現場で働いた経験を、ぜひ今後に活かしてほしいと思います。

●大震災直後で計画停電などの影響が残る中にもかかわらず、実務経験のない学生を、根気よく指導していただいた(株)ミダス、設計部小澤取締役、そして直接後輩の面倒を見てくれた卒業生の渡辺君をはじめスタッフの皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

●また、(株)ミダスの倉品さんには、インターンシップのみならず、卒業制作発表会に参加いただき、学生作品に対して貴重な意見をお聞かせいただきました。今後も、インターンシップに、学生作品の講評に、ご協力いただきたいと思います。