◇世界遺産としての小笠原
 小笠原諸島の世界遺産としての価値は「地形・地質」「生態系」「生物多様性」の3つとされています。
 「地形・地質」について小笠原諸島は、大陸形成の始まりとなる海洋プレート同士のぶつかり合い、沈み込みから現在の地質的な成長過程を陸上で見ることができる世界で唯一の場所であり、大陸形成の過程を解明する場所として重要となっています。
 「生態系」について小笠原諸島は、大陸と一度も陸続きになったことがないため、たどり着いた生き物は、競争相手が少ない中で、島の様々な場所に分布を拡大し、それぞれの場所で生活しやすい形へと進化した小笠原でしか見られない固有種が見られます。
 「生物多様性」について小笠原諸島は、小さな島の中に多くの生物が生息し、その多くは他の場所にない固有種となっています。

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・ハートロック(千尋岩)           ・扇池をバックに記念写真           ・ヒロベソカタマイマイの半化石

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・ボニナイトが地上に露出         ・ボニナイト(安山岩の一種)         ・沈水カルスト地形

 南島(および周辺)は、まさに小笠原の地形や自然の特色が見れるところで、サンゴ礁の隆起よってできた沈水カルスト(石灰石が侵食や風化によってできた)地形や、・ハートロック(千尋岩)、小笠原の地形・地質は世界自然遺産(候補)としての価値が高く、特にボニナイトと呼ばれる安山岩の一種が大規模に地上に露出し、観察できるのは世界的にも珍しいそうです。