長野研修の移動日にあわせて、長野県の小布施町に行ってきました
長野教育センターのバスで送ってもらいました♪
有名な葛飾北斎の作品が多数収蔵されている北斎館の横の駐車場です♪
(参照:葛飾北斎 from Wikipedia

小布施は、高井鴻山(たかい こうざん)の出身地であり、暮らしていた町です。
京や江戸で学び、晩年の北斎を客人として招き入れ、小布施に大きく貢献した人だそうです。
ですから、地元では高井鴻山の方が有名だとか・・・?
(参照:高井鴻山 from Wikipedia


さて、予備知識はそれぐらいで、建築に話は変わります?

この小布施は、高井鴻山や葛飾北斎でも、観光客を集めてはいるのですが、建築的にも凄く有名な場所なのです。
皆さんも、「保存地区」とか「街並みの保存」なんていうフレーズを耳にしたことは無いでしょうか?
実際多くの地域で街並みを保存していく取り組みが行われているのですが、ここ小布施では「修景地区」という考えの下に街並み計画がなされています。

修景という考え方は、色々と奥が深いので実際は授業をしっかり1コマ取りたいぐらいですが、すふご〜〜く省略して簡単に言えば
「地域の独自の文化、風習を守りながら、生活環境を整え、そのつど保存・生活・進化する」
と、いった感じでしょうか?
(専門で研究されている人には怒られてしまいそうなぐらい簡略化・・・ゴメンナサイ(-_-;))

そこの一端が次の写真
左が緑豊かな丘?右が小布施堂
栗の小径(くりのこみち)です。

小布施の特産品として、「栗」が有名です。江戸時代のころには、年貢をお米ではなく栗を収めていたぐらい美味しいそうです♪
その栗を生かして・・・どこに使われているでしょうか?

ちょっと見にくいですが、栗の木の杭(ブロック)が並んでいます。
学生が写真を撮ってくれていました♪
そう!足元のタイル状の物が栗の木です。
栗の木は硬く丈夫なので、舗装にも適しています(^_^)v
が、コストはアスファルトよりも割高ですし、消耗・破損も多いので定期的なメンテナンスは欠かせないはずです。

しか〜〜し、そこをあえて、小布施の文化である栗を生かすことで街並みの一部に取り込んでいるのですね♪
そこが、「保存」ではなく、「修景」の一端かと思います d(゜o゜)






笹の広場と呼ばれる緑の丘
ちょっと遠目から見ると栗の小径の横には緑が広がっています。
外から見ているとなんとも無いのですが、栗の小径を歩いていると・・・

近くお店の店員さんのようでした
突然横から人が!
緑の合間に道ができているのですが、先ほどの写真にはそれっぽい感じは無かったですね(・。・;



このような、小道が多数存在していました♪
横から見てみれば、しっかりと道ができているのですが、
高低差や植栽を生かして道を風景の中に隠してしまっているのですね♪
建築は、建物だけでなく庭・地域まで計画の中に含めます。
その素晴らしい一端を見て・感じられただけでも感激です♪



そのまま、栗の小径を進んでいくと・・・
みんな、周り見てるかな〜?
お店や民家の裏路地に入り込みます(・_・;)
なので、道も細くなっているのですが・・・
なぜか、圧迫感がありません。さて、なんででしょうか??






じつはこんな工夫が・・→
お店の倉庫だったかな・・?
ところどころに開けた広場が設けられていて、開放感がある空間が含まれています。
また、良く見ると道に面した軒(屋根)は低くなっていますね?そのお陰で空が大きく見えているので開放的です♪
そして、何より塀が無い!地域全体で塀が少なく凄く開放的な感じを受けます(>_<)




さらに進むと・・・
右に行っても突き当たりでした。
個人宅の裏口で行き止まり・・・
・・・(・_・;)あれ?
なんか、看板が?

小布施の住民が自主的に始めた取り組みで、今では100を超える庭が開放されているそうです♪
「Welcome to My Garden」・・・私の庭へようこそ!

そう、庭を開放してくれているのです♪
しかも「64」と書かれていることからも想像できるように多くの家が庭を開放し、散策したり、通り抜けたりできるそうです♪

右に見える門は玄関前の門で、私が通ったのは、後の塀の隙間で・・・。
お邪魔してみると、もろ生活臭が・・・当たり前ですよね(^_^;) おじゃましま〜す♪

噂では、観光客と家人が一緒にお話しながらお茶を飲む事もあるとか(^_^;)
庭には、休憩用?に腰掛けまであって、庭を愛でたり・休憩もできそうです。

そして、通り抜けると・・・
入ったところ同様、狭い塀の間を抜けますが、オープンガーデンの看板はありました♪




幟の広場(のぼりのひろば)と呼ばれている駐車場に出ました!
土蔵の右に丁度出入りできる場所がありますが・・・見えますか?
逆から見るとこんな感じですが、あまり分かりませんね(^_^;)
でも、よくよく考えれば公共の駐車場に自分の家の庭が門も施錠もなく開放されているだけでも凄いことですよね!
そこは、プライバシーなども考慮して入り口の形状や視線の目隠しなどあって当たり前だと思います♪

ほんとうに、色々散策していて楽しい地域です♪
みなさんも、お近くに行ったときにはぜひ!行ってみてはいかがでしょうか?

参考までに:小布施町観光情報サイト「いい小布施ドットコム」



栗の時期から外れているのに美味しかった〜♪
美味しい「栗おこわ」を食べつつ・・・
小布施にて