●当校インテリア科では、ただ単にインテリアを教科書から学ぶだけでなく、理解を深めさらなる好奇心を触発するために、実際にインテリアショップやショールーム、デザイナーズホテルなどに出掛け、デザインの現場で実践的に学ぶことに力を注いでいます。

●9月7日(月)2年生の「素材論5(左官・塗装)」の授業では、サメジマコーポレーション・ショールームをお訪ねし、土壁の壁塗り実習を行いながら、珪藻土に関する基本事項を学びました。

●珪藻土は、シックハウスなどの社会問題が発生している中、調湿・脱臭・蓄熱・耐火・断熱・吸油・吸音効果に優れた人にやさしい自然素材として、現在大きな注目を集めています。では、授業の様子をご覧ください。

サメジマコーポレーションに到着  ガイダンス開始
▲サメジマコーポレーションに到着。まずは珪藻土を塗るための下地に関して学びます。

調合を開始 当然女の子もやります。 みどりさん、はじけすぎ。
▲次に材料の調合を開始。当然女の子もやります。みどりさん、はじけすぎ。
  
コテの握り方、コテに材料をのせるコツを学ぶ。  いよいよ壁塗り開始。
▲コテの握り方、コテに材料をのせるコツを学ぶ。これが意外とむずかしい。いよいよ壁塗り開始。

スタッフに教わりながら、 緊張の一塗り。 マイさん楽しそうですね。
▲少し緊張したおももちですが、スタッフに教わりながら、緊張の一塗り。マイさん楽しそうですね。

コリンも楽しそう。  皆で完成させよう。
▲コリンもとても楽しそう。久しぶりにコリンの無邪気な顔を見ます。▲皆で力を合わせて完成させよう。

コーナーを仕上げよう。  出隅を仕上げたら、次は入隅に移ります。
▲壁面が仕上がってきたら、コーナーを仕上げていこう。出隅を仕上げたら、次は入隅に移ります。

塗りパターンの作り方を学びます  カナさん、竹を描きはじめました。
▲最後に塗りパターンの作り方を学びます。       ▲カナさん櫛目の市松の上に、竹を描きはじめました。

「土だから食べても大丈夫」  やっぱり今年も手で塗り始めましたね。
▲「土だから食べても大丈夫」の一言に、果敢に挑戦。おいしいですか?
▲それにしても、はしゃぎすぎですね。やっぱり今年も手で塗り始めましたね。まるで子供です。

セミナールームで講義を受けます。  珪藻土の原石
▲セミナールームでは、珪藻土について実験などをまじえながら具体的に学びます。▲これが珪藻土の原石です。

霧吹きで水をかけると、  脱臭効果を確認します。
▲原石に霧吹きで水をかけると、あっという間に水を吸収していきます。▲ポプリを入れて脱臭効果を確認します。

吸湿効果を確認します。  耐火性能を確認します。
▲珪藻土塗りの箱とビニールクロス貼りの箱に、お湯を入れたビーカーを入れると、差は歴然。
珪藻土が蒸気を吸収しているので、珪藻土の室は湿度計があまり上がりません。一方、ビニールクロスの室は91%まで上がってしまいました。

隣接するショールームで、  小物を見ながら、お買い物。
▲最後に、隣接するショールームで、珪藻土で作られた小物を見ながら、お買い物。

珪藻土できたキッチンタイルを見る。  壁塗りに講義、お疲れ様でした。
▲珪藻土を乾式成形したキッチンタイル。驚いたことに、水は当然のこと、油汚れまで吸着してしまいます。


●従来の校外学習が「実物を見る」ことに留まっていたのとは異なり、今回の校外学習は「実物に触れ作る」ことに重きをおいた体験型校外授業です。そのせいか例年この授業はたいへんな盛り上がりを見せます。彼等彼女等のこんなに無邪気で楽しそうな顔を見るのは久しぶりのような気がします。

●実際に土を練り、自分の手で壁に塗って、五感で感じてみる、そうした積み重ねが、上質のインテリアを創り出す感性を磨いてくれるのだと思います。これを機会に、珪藻土に関して理解を深めるとともに、他の左官材、他の仕上材へと興味を広げてほしいと思います。

●今回の校外授業を成功させるために、工房を清掃したり、コテなどの道具を洗ったり、多くのスタッフの手を煩わせてしまいました。あらためて、このような貴重な機会を与えてくだいましたサメジマコーポレーションの皆様に心より感謝申し上げます。