連休明けの月曜日。朝から何か熱心に読んでいたO部員が思わず独り言。
部長がそれを聞きつけます。今回はいつになくまともなO部員ですが・・・。

O部員  ふ〜ん。建設ってすごいなぁ。
M部長  突然どうしたんだネ。今ごろ気づいたのかな。(ちょっとはまともになってきたかな)
O部員  いやこの本なんですけどね・・・。
     実は昨日部屋の中があまりにもすごいので、久々に片付けたんですよ。
     床が抜けるとまずいので、崩壊寸前だった本棚の中身を部屋のほかの場所に移動して、
     全体に重さを分散させようとしていたら、この本を発掘したんです。
M部長  (発掘?崩壊?いったいどんな部屋なんだ?)どれどれ何の本?ちょっと見せて。
O部員  おっと!取扱い注意。なんせ初版本ですから。
M部長  初版本って、これ科学雑誌のニュートンじゃない。



O部員  雑誌はかえって貴重なんすよ。普通すぐにボロボロになって捨てられてしまうから・・・。
      ああ捨てないで…。 かわいそう・・まるでM・・・。
M部長  誰だといいたいんだ?
O部員  誰とは言っていませんよ。やだな〜すぐ自分のことだと思うんだから。
M部長  思っとらん!!
O部員  まあまあ落ち着いてください。
     ところでこれは普通の号ではなく臨時増刊号。「21世紀はこうなる」。       
     まあ1988年の本ですからちょうど今から20年前ですね。
     そのときに予想してるんですよ。様々な分野の将来というか今を。
M部長  ほう。でその予想は当たっていたのかな?
O部員  そこです!
     さてここで第一のクエスチョン!当時まったく予想していなかったもので、いまやこ
     れなくしては生きていけない必須アイテムは何でしょう?
M部長  なくては生きてはいけないもの?生きるためにはまず水や食べ物だな。ちがうか・・・。
     いったいなんだろう?
O部員  ブッブーッ、時間です。 正解は「ケイタイ」です。 
M部長  ケイタイ? あ、携帯電話か。そういわれてみると確かに生きていけない人が多いかも。
      でも80年代後半は携帯電話もうあったんじゃないの?
O部員  だれも良く覚えてないでしょ。もうず〜と昔からあるような気になってますから。
     80年代だと自動車電話として一部のお金持ちの人が使っていたけど、一般にはほと
     んど普及してなかったです。 音質も悪いし、移動中ぷつぷつ切れるし・・。
     まあ今から思うと使い物にならなかったな〜。 トランクから出ていた太目のアンテナ
     はかっこよかったけど。
M部長 ・・・・(こいつほんとに使ってたのか?)
O部員 この本の中ではテレビ電話やタッチパネルなどの記載はあるんですけど、基本的に固定
    電話としての扱いですね。一人ひとりが持ち歩く端末はまったく念頭になし。
    いや〜ケイタイシステムはすごい発明だと思いますよ。ホント。生活変わりました。

M部長 建設がすごいって話は?
O部員 あ、忘れてた。 建設はすごいな・・といったのは本で予想していることが実現して
    いるということなんですよ。
M部長 ほう。
O部員 他の分野、たとえばライフサイエンスでは人の遺伝子の全塩基配列が決定されるなど
    はまあまあ当たってたんですが、癌の治療や人工臓器は予想より遅れています。
    宇宙開発なんかもずいぶん違う。今頃月に基地があるはずなんですがね〜。
    ああ2010年に木星までHAL9000を救いにいけないなあ。残念・・・。

M部長 (なんかまた変な話になってきたぞ?!)建設のどんな部分が実現したのかね。
O部員 まず都営地下鉄12号線。大江戸線ですね。あと東京湾連絡橋。今のレインボーブリッジ
    ですねこれは。さらに臨海部新交通システム・・これはゆりかもめ。極めつけは東京湾
    横断道路。これ施工は前田建設さんでしたっけ? 
    あ天王洲アイルやシオサイトもあったな。関空もできたぞ。
M部長 建設は規模が大きいほど長期計画で行われるからね。それは予想ではなくて計画だよ。
    10年20年かける計画は当たり前だよ。
O部員 そうなんですね。やっぱこの本は未来からの贈り物だな。バックトゥーザフューチャー
    みたいにこれを使えば儲かるな。
M部長 儲かるって?いったい何を考え・・・。
O部員 本返してください。もう見せてあげません。では失礼!ちょっと銀行に出かけてきます。
M部長 おい、こら!待て!いったい何しに行くんだ〜!
続く・・・。