芸術祭の紹介作品の造形編に続きまして、今回は学校を舞台に紹介していきたいと思います♪

十日町エリアにある【鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館】を見に行ってきました。
校舎を外から・・・見えてる手前が講堂(体育館)で奥が校舎です。
舞台となる【真田小学校】は、3年前に閉校になりその学校をそのまま絵本美術館として利用しています。


校内地図
校内の案内図からも分かるように学年が3年と4年の共通クラスしかないですね。
閉校時には在校生は3名になっていたようです。
今頃はみんな中学生になっているころですね(^_^;)

学校自体の歴史は古く100年以上の歴史ある学校のようです。
木造校舎ならではの板張りの廊下
校舎も昔ながらの板張りで、なんだか懐かしい雰囲気があります。
私が学んだ学校は、鉄筋コンクリートの学校だったのですが、木造の校舎を懐かしく感じるのはなぜでしょうかね?(・_・;)
映画のワンシーンでも見てる気分なのでしょうか?それとも、日本人の心に染み付いた・・・?


廃校時の最後の児童達が書き残した黒板
最後の児童が描き残した黒板がそのまま残されていました♪
みんなにいっぱい愛された学校なんですね♪


さて、ここからが建築のお話です!
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3年前というと丁度中越地震があった年です。
そのときの被害なのかどうかは、正確に確認はできなかったのですが・・・
木造の小屋組み、組み方は洋小屋
天井が無くなっていて、小屋裏が丸見えになってました!

比較的細い部材で三角形を基本に構成されているこの造りを洋小屋といいます。
力を上手に分散する事で、部材を細くすることができる造りです。



また、別の部屋に移ると・・・
こちらは和小屋
こちらは太い部材で、しかも曲がった木材でも上手に組み合わせて造る和小屋が見えていました。
和小屋は木材の形状に合わせて、大工さんがその場で加工し組上げていくので、熟練の技術と時間が掛かります。
しかし、育った状態に近いまま木材を使うのでとても丈夫な構造になります。



途中でこのように屋根の造りが変わっているという事は、一部増築して大きくしたんでしょうね♪
普段は見れない小屋裏を見るとそんな些細な事も簡単に分かります。



また、昔ながらといえば・・・
壁もむき出しでよく見えます・・・塗り壁
壁の上のほうに!!下の部分はボードや板が貼ってある壁ですが!!!
塗り壁がありました!
藁(ワラ)を粘土や土と混ぜて塗りつけるというシンプルな壁です!

塗り壁のまま使われていた部屋もありました
この壁は湿気を吸ったり吐いたりしてくれるので、日本の風土にとても適した壁かと思います。
しかし、当然水をかければだめになってしまったり、汚れたりしますので現在はあまり用いられない仕上げ方法です。



最近は、構造的な強度を強くするために西洋的な「硬く・強い」建築が主流ですが、
野上個人としては、日本の風土に合った「柔らかく・しなやかな」建築が大好きです♪
長く、永く、このような建築物が残ると嬉しいです(>_<)ノ

壁が切られていて中が丸見え!
周囲から好奇の目で見られつつ・・・ by野上