・現在、建築工学科の2年生は、設計課題として「集合住宅」に取り組んでいます。今回、その一環として、10月4日(木)に独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)様のご好意により、「都市住宅技術研究所(東京都八王子市)」にお邪魔して研修させて頂くことができましたので、報告します。
●UR都市機構「都市住宅技術研究所」について
・同研究所は、いわゆる「公団住宅」で有名な住宅都市整備公団の流れを汲む同機構の研究や実験、展示のための拠点です。2.6ヘクタールの広大な敷地に、「地震防災館」や「音響実験棟」、「風洞実験棟」などの施設が建ち並んでいます。団地マニアにはたまりません。
・この中から今回は、「KSI住宅実験棟」、「すまいと環境館」、「集合住宅歴史館」の3施設を見学させて頂きました。
▼「都市住宅技術研究所」の入り口です。

▼まず、説明員の方から機構や研究所の説明をして頂きました。

?「KSI住宅実験棟」
・人数が32名と多いので、施設の見学は2班に分かれます。それぞれに説明員の方がついて下さいました。
・まずは「KSI住宅実験棟」です。“KSI”とは、「機構型スケルトン-インフィル分離住宅」のことで、簡単に解説すると100年持つ躯体(スケルトン)と、ライフスタイルによって更新される仕上げや設備(インフィル)を明確に分離し、リフォームし易くした新しい集合住宅の考え方です。
▼「KSI住宅実験棟」の外観です。

▼実際にSIの特徴が見て取れる案内スペースで説明を受けます。

▼実際にSI化された住戸を見学します。

?「すまいと環境館」
・続いて「すまいと環境館」に移動します。ここではローインパクト、すなわち環境にやさしい集合住宅の取り組みを実験しています。
▼「ビオトープ実験場」の脇を通り「すまいと環境館」へ移動。

・「すまいと環境館」の中では、「浸透性舗装」や「雨水地下浸透システム」などの説明を受けます。
▼「浸透性舗装」の威力を実際に体験。

▼模型による「雨水地下浸透システム」の説明。従来型との比較も出来、非常に分かり易かったです。

・ちなみに「すまいと環境館」には、学生の興味を引く様々なものが展示してありましたので、ちょっと紹介します。
▼梁鉄筋の模型です。欲しい。

▼こちらは柱鉄筋の模型と鉄筋継手のサンプル。すごく欲しい。

・屋上に登って「屋上緑化」を見学します。屋上緑化は、ヒートアイランド現象の緩和や建物躯体の長寿命化に繋がるとされています。
▼緑がいっぱいの「すまいと環境館」の屋根。こちらの施設では雨水もトイレに利用しています。

?「集合住宅歴史館」
・3番目の見学先は、この研究所の目玉でもある「集合住宅歴史館」です。こちらの施設内には、歴史的に意義のある様々な時代の様々な集合住宅が展示されています(以前、「タモリ倶楽部(テレビ朝日)」でも紹介されたので、ご存知の方も多いかも知れません)。
▼盛り沢山の内容なので、まずは概要説明。

▼移築した建物の中も見ることが出来ます。まずは「同潤会代官山アパート」。歴史的な名建築なので、ちょっと緊張します。


▼こちらは「蓮根団地」。寝食分離を実現した“ダイニングキッチン”はここから生まれました。

▼2階建て長屋の多摩平団地。2階にも上がれます(ただし一度に6人まで)。

▼前川國男先生設計の「晴海高層アパート」。随所に様々な工夫が凝らしてあり、今でも使えそうなアイデアもいっぱいあります。

▼いわゆる「公団仕様」の住宅設備の歴史が一覧できるコーナーもあります。

●まとめ
・最後に研修室に戻って、アンケートを記入し、終了です。
▼お疲れ様でした。

・なお、同研究所では、日によっては一般の方の見学も受け付けているそうです。説明員の方の知識も素晴らしく、非常に勉強になるとおもいますので、お近くの方はぜひどうぞ。詳細は同研究所のホームページまで。
▼おまけです。この研究所の目印「超高層住宅実験タワー」。高さは108mなので、かなり遠くからでも見ることが出来ます。
●UR都市機構「都市住宅技術研究所」について
・同研究所は、いわゆる「公団住宅」で有名な住宅都市整備公団の流れを汲む同機構の研究や実験、展示のための拠点です。2.6ヘクタールの広大な敷地に、「地震防災館」や「音響実験棟」、「風洞実験棟」などの施設が建ち並んでいます。団地マニアにはたまりません。
・この中から今回は、「KSI住宅実験棟」、「すまいと環境館」、「集合住宅歴史館」の3施設を見学させて頂きました。
▼「都市住宅技術研究所」の入り口です。
▼まず、説明員の方から機構や研究所の説明をして頂きました。
?「KSI住宅実験棟」
・人数が32名と多いので、施設の見学は2班に分かれます。それぞれに説明員の方がついて下さいました。
・まずは「KSI住宅実験棟」です。“KSI”とは、「機構型スケルトン-インフィル分離住宅」のことで、簡単に解説すると100年持つ躯体(スケルトン)と、ライフスタイルによって更新される仕上げや設備(インフィル)を明確に分離し、リフォームし易くした新しい集合住宅の考え方です。
▼「KSI住宅実験棟」の外観です。
▼実際にSIの特徴が見て取れる案内スペースで説明を受けます。
▼実際にSI化された住戸を見学します。
?「すまいと環境館」
・続いて「すまいと環境館」に移動します。ここではローインパクト、すなわち環境にやさしい集合住宅の取り組みを実験しています。
▼「ビオトープ実験場」の脇を通り「すまいと環境館」へ移動。
・「すまいと環境館」の中では、「浸透性舗装」や「雨水地下浸透システム」などの説明を受けます。
▼「浸透性舗装」の威力を実際に体験。
▼模型による「雨水地下浸透システム」の説明。従来型との比較も出来、非常に分かり易かったです。
・ちなみに「すまいと環境館」には、学生の興味を引く様々なものが展示してありましたので、ちょっと紹介します。
▼梁鉄筋の模型です。欲しい。
▼こちらは柱鉄筋の模型と鉄筋継手のサンプル。すごく欲しい。
・屋上に登って「屋上緑化」を見学します。屋上緑化は、ヒートアイランド現象の緩和や建物躯体の長寿命化に繋がるとされています。
▼緑がいっぱいの「すまいと環境館」の屋根。こちらの施設では雨水もトイレに利用しています。
?「集合住宅歴史館」
・3番目の見学先は、この研究所の目玉でもある「集合住宅歴史館」です。こちらの施設内には、歴史的に意義のある様々な時代の様々な集合住宅が展示されています(以前、「タモリ倶楽部(テレビ朝日)」でも紹介されたので、ご存知の方も多いかも知れません)。
▼盛り沢山の内容なので、まずは概要説明。
▼移築した建物の中も見ることが出来ます。まずは「同潤会代官山アパート」。歴史的な名建築なので、ちょっと緊張します。
▼こちらは「蓮根団地」。寝食分離を実現した“ダイニングキッチン”はここから生まれました。
▼2階建て長屋の多摩平団地。2階にも上がれます(ただし一度に6人まで)。
▼前川國男先生設計の「晴海高層アパート」。随所に様々な工夫が凝らしてあり、今でも使えそうなアイデアもいっぱいあります。
▼いわゆる「公団仕様」の住宅設備の歴史が一覧できるコーナーもあります。
●まとめ
・最後に研修室に戻って、アンケートを記入し、終了です。
▼お疲れ様でした。
・なお、同研究所では、日によっては一般の方の見学も受け付けているそうです。説明員の方の知識も素晴らしく、非常に勉強になるとおもいますので、お近くの方はぜひどうぞ。詳細は同研究所のホームページまで。
▼おまけです。この研究所の目印「超高層住宅実験タワー」。高さは108mなので、かなり遠くからでも見ることが出来ます。
◇見学目的:設計実習課題の類似建物の直接に目で確認
および建築設計参考資料収集のため
◇見学場所:社会福祉法人 穏寿会 特別養護老人ホーム「裕和園」
千葉県千葉市緑区高田町 1084 TEL 043-291-8595〜6
◇集合日時:平成年度8月31日(水)午前10時 時間厳守
◇集合場所:JR外房線誉田駅
◇引率教員:亀田広志(当施設設計者) 李正浩(建築工学科 科長)
日本は、住環境を取り巻く状況が大きく変わりつつあります。平成12年4月から介護保険制度が施行され、また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、高齢者居住性能が段階別に定められたり、平成13年4月から「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が成立するに及んで、高齢者の住環境はさらに整備されつつあります。
この社会的な背景を踏まえて、本科では、2年次、1、2期に「超高齢社会に向けた福祉住環境整備」というテーマで、安全・安心して快適に生活ができるような老人ホームなどの福祉施設の設計という高度な設計技術を習得します。
そのため、上記の施設を見学し、設計実習課題の類似建物の直接に目で確認および建築設計参考資料収集を行います。見学のときは、本施設の設計を行った、?AEA総合計画事務所 所長 亀田広志氏が直接に「福祉と医療と住環境」との関連性や設計ノーハウなど教えてもらい、今後学生達が設計課題遂行上で、非常に参考となり、きわめて実り多き一日であったと学生達が喜んでおります。
なお、2年次に修得した、こういった知識や設計ノーハウを生かして、2級福祉住環境コーディネーターの資格を必ず取得させます。

写真-1 駅からで徒歩30分距離の施設玄関到着風景
本施設は昭和61年11月に法人認可をうけ、特別養護老人ホーム、ディサービス、ショートステイサービス、訪問入浴サービス、ホームヘルプサービス、在宅介護支援センター、居宅介護支援センターなどのサービスを提供する、生活の中に「裕」と「和」の日々が取り戻せるようお世話するがモットの施設です。

写真-2 研修開始前の施設側のスタッフの紹介と施設概要説明
施設の副施設長とサービスを行っているスタッフの紹介、施設見学するに当っての注意事項、また当施設の設計者である亀田広志氏から建物の概要など、見学前の事前研修をうける。

写真-3 研修開始前の施設側のスタッフの紹介と施設概要説明

写真-4 高齢者達の昼間の生活空間
高齢者の基本的な生活(食事・入浴・排泄)の向上や生きがいの対策に重点において、園内外にて趣味・レクリエーションなど様々な取り組みが行なわれている。

写真-5 施設スタッフから和式大部屋の説明を聞いている。
最近の老人ホームにおける部屋は従来の大部屋式から個人部屋式に変わってきたという説明や部屋の大きさ、内部のいろいろな工夫に関する説明を行っています。

写真-6 施設側のスタッフから入浴サービスに関する説明を聞いている。
本施設では、家庭で入浴困難な高齢者でも身体を清潔に保ち、心身の健康を維持できるサービスを行ったり、車椅子の人でも安心して入浴サービスを受けられる施設を完備しています。

写真-7 特に設計者が力入れた、特別養護老人ホームの屋根構造
特別養護老人ホームの屋根構造は鉄骨造であるが、コンクリート下地にタイル仕上げというのは、非常に難しい工法であると当施設の設計者である亀田広志氏から解説がありました。

写真-8 亀田広志氏の最近の作品 ケアハウス
千葉県から建築優秀作品賞を受賞した亀田広志氏の最近の作品 ケアハウスであります。軽い痴呆のある高齢者を受け入れて、できるだけ高齢者が自立的な生活を支援する施設であります。

写真-9 見学後、授業カルテ実施や施設に対する質問の時間
および建築設計参考資料収集のため
◇見学場所:社会福祉法人 穏寿会 特別養護老人ホーム「裕和園」
千葉県千葉市緑区高田町 1084 TEL 043-291-8595〜6
◇集合日時:平成年度8月31日(水)午前10時 時間厳守
◇集合場所:JR外房線誉田駅
◇引率教員:亀田広志(当施設設計者) 李正浩(建築工学科 科長)
日本は、住環境を取り巻く状況が大きく変わりつつあります。平成12年4月から介護保険制度が施行され、また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、高齢者居住性能が段階別に定められたり、平成13年4月から「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が成立するに及んで、高齢者の住環境はさらに整備されつつあります。
この社会的な背景を踏まえて、本科では、2年次、1、2期に「超高齢社会に向けた福祉住環境整備」というテーマで、安全・安心して快適に生活ができるような老人ホームなどの福祉施設の設計という高度な設計技術を習得します。
そのため、上記の施設を見学し、設計実習課題の類似建物の直接に目で確認および建築設計参考資料収集を行います。見学のときは、本施設の設計を行った、?AEA総合計画事務所 所長 亀田広志氏が直接に「福祉と医療と住環境」との関連性や設計ノーハウなど教えてもらい、今後学生達が設計課題遂行上で、非常に参考となり、きわめて実り多き一日であったと学生達が喜んでおります。
なお、2年次に修得した、こういった知識や設計ノーハウを生かして、2級福祉住環境コーディネーターの資格を必ず取得させます。
写真-1 駅からで徒歩30分距離の施設玄関到着風景
本施設は昭和61年11月に法人認可をうけ、特別養護老人ホーム、ディサービス、ショートステイサービス、訪問入浴サービス、ホームヘルプサービス、在宅介護支援センター、居宅介護支援センターなどのサービスを提供する、生活の中に「裕」と「和」の日々が取り戻せるようお世話するがモットの施設です。
写真-2 研修開始前の施設側のスタッフの紹介と施設概要説明
施設の副施設長とサービスを行っているスタッフの紹介、施設見学するに当っての注意事項、また当施設の設計者である亀田広志氏から建物の概要など、見学前の事前研修をうける。
写真-3 研修開始前の施設側のスタッフの紹介と施設概要説明

写真-4 高齢者達の昼間の生活空間
高齢者の基本的な生活(食事・入浴・排泄)の向上や生きがいの対策に重点において、園内外にて趣味・レクリエーションなど様々な取り組みが行なわれている。
写真-5 施設スタッフから和式大部屋の説明を聞いている。
最近の老人ホームにおける部屋は従来の大部屋式から個人部屋式に変わってきたという説明や部屋の大きさ、内部のいろいろな工夫に関する説明を行っています。
写真-6 施設側のスタッフから入浴サービスに関する説明を聞いている。
本施設では、家庭で入浴困難な高齢者でも身体を清潔に保ち、心身の健康を維持できるサービスを行ったり、車椅子の人でも安心して入浴サービスを受けられる施設を完備しています。
写真-7 特に設計者が力入れた、特別養護老人ホームの屋根構造
特別養護老人ホームの屋根構造は鉄骨造であるが、コンクリート下地にタイル仕上げというのは、非常に難しい工法であると当施設の設計者である亀田広志氏から解説がありました。
写真-8 亀田広志氏の最近の作品 ケアハウス
千葉県から建築優秀作品賞を受賞した亀田広志氏の最近の作品 ケアハウスであります。軽い痴呆のある高齢者を受け入れて、できるだけ高齢者が自立的な生活を支援する施設であります。
写真-9 見学後、授業カルテ実施や施設に対する質問の時間
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