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2014/09/02 【卒業生】F1/ウイリアムズ 白幡勝広氏インタビュー


「学生を見るとワクワクしちゃうんだよね」

   白幡勝広(ウイリアムズ・グランプリ・エンジニアリング F1メカニック)

 

 

東京工科専門学校(現・東京工科自動車大学校)中野校の卒業生であり、元・東京工科自動車大学校エンジンメンテナンス科の教員にして、現在はイギリスのF1名門チーム「ウイリアムズ」のメカニックとして世界を転戦。まさに、華々しくも刺激的な経歴の持ち主。

 

そんな彼が、ハンガリーグランプリとベルギーグランプリの合間を縫って、中野校のオープンキャンパス 夏のスペシャルイベント「スーパーGTピット見学 in 富士スピードウェイ」にやってきた。教員の前はGTメカニックだった彼が、高校生60名を引き連れて、ピットの端から端までを案内。中野校エンジンメンテナンス科の在学生がメカニックとしてOJT参加している鈴木亜久里監督の「ARTA Project」ほか、チームのメカニックには東京工科グループのOBも多く、白幡氏の登場にピットが沸いた。ARTA Projectスタッフであるセルブス・ジャパン代表の池田和広氏とのOB対談も行われ、大先輩たちの体験談に参加者たちは真剣な眼差し。 

 

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「自動車業界を目指したきっかけは、とても単純で。クルマが好き、勉強は苦手だけども、ものづくりが好き。初めは普通の整備士を考えていたんだけれど、チューニングカーなどの、"かっこいい車"に憧れるようになって。レーシングチームで働きたいと思ったのは、高校卒業あたりから専門学校に入ってからくらい。実はその前に、大学を受験しました。落ちましたけど。もちろん、東京工科に入ってよかったですよ! かっこいい車に囲まれて整備ができて、願ったりかなったり(笑)。授業も面白かったし、教科書を読むのも楽しかった」

 

中野校自動車整備科を卒業して、5年間はレースメカニックとしてハセミ・モータースポーツに就職。その後、母校の教員に転身する。

 

「転機のきっかけは、いつも単純ですよ。その頃、「先生を探している」という電話を受けて、エンジンメンテナンス科の教員を5年間やりました。その先もずっと教員を続けるつもりで教えていましたけど、学校には情熱的な先生が本当に多かった! 入学当時はそれほど熱心に勉強していなかった生徒でも、2年生の頃にはみんな情熱的になってましたからね。

F1メカニックになって8年。続けてこれたのは、運と人脈――いや、情熱ですかね。情熱的な気持ちを後押ししてくれた、東京工科グループにも感謝しています」

 

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その翌日。モータースポーツジャーナリストの第一人者、今宮純氏が主宰するF1ファンイベント「クロストーク・ミーティング vol. 21」にゲスト出演。今年のウイリアムズは好調で、メカニックの活躍にも注目が集まっている。白幡氏はチームの新鋭ドライバー、バルテッリ・ボッタスの担当メカニックとして、今宮氏、浜島裕英氏(スクーデリア・フェラーリエンジニア)と肩を並べてトークを展開。世界を舞台に活躍している彼が、ここでも母校・東京工科グループについて熱く語っていた。

 

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「学生を見ると、わくわくしちゃうんだよね(笑)。東京工科自動車大学校の教員時代は、学生たちにF1レースメカニックの夢を託していましたね。教員である自分自身では成しえないと思ったので、未来のある学生みんなに「F1を目指せ!」「海外でやってみろ!」ってたきつけていました。そうやって学生たちを応援していたら、自分自身も盛り上がってきて。「きみたちが行かないなら、おれが行く」って、英語もできないのに(笑)。学校を辞めて10週間の語学コースに行くことだけ決めて、イギリスに飛んだんです。留学中に、「F1メカニックを目指して日本からやってきた」ことを周りに話していたら、人づてに色々な縁がつながっていって。最初の就職先は、いきなりF1ではなく、ベルギーのF3チームでした」

 

その2年後、努力と信念が実ってついにF1メカニックの夢を手にする。ウイリアムズに採用され、最初の2年間はテストチームを担当した。その後、レースチームのメカニックとなり、現在はチームのNo.2メカニックとして活躍。

 

「レースが終わったら全部のパーツを分解して、工場に運びます。そこで部品を交換したりして、また次のレースまでに最高の状態に組み上げる。総勢500人以上いる従業員で、たった2台のレースカーを走らせていますが、そのネジを締めるのが自分の仕事。自分がネジを締めたレースカーが壊れないで、いいタイムを出して、表彰台に上がる――。結果がすぐに目の前でダイレクトに出るのが醍醐味です」

 

現在、3戦連続表彰台で、最高順位は2位。頂点まであと一つだ。常に、「夢」に向かって着実に進化し続けている彼の、その原動力は?

 

「いつでもポジティブでいるコツは、「どんなマイナスなことでも、マイナスな状況を喜ぶ! 乗り越えることを楽しむ!」という気持ち。だから、失敗を恐れずにどんどん挑戦しにきてほしい」

 

教員を辞めた今でも、彼は東京工科グループの学生の大いなる挑戦を待っている。すでに、目の前には先駆者がつくった道が開けている。世界を目指すチャンスは十分にあるのだ。

 

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 白幡勝広/Katsuhiro Shirahata

 

ウイリアムズ・グランプリ・エンジニアリング所属 F1メカニック。1993年 東京工科専門学校中野校 卒業。GTメカニックの後、東京工科専門学校(東京工科自動車大学校)エンジンメンテナンス科教員を経て、2003年に渡欧。2006年より現職。現在、レースチームのNo.2メカニックとして世界を転戦。バルテッリ・ボッタス車のメンテナンスを任され、タイヤ交換では右フロントタイヤを担当している。

 

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